2013年07月22日

Give In To Me:素直になれよ(1991年)

※タイトル訳はオリジナル

7/23 歌詞修正。

これもすれ違う気持ちの歌。素直になれない彼女と、それに苛立つ僕の歌。苛立ちながらも、素直になれと問いかけ続ける。

She always takes it with a heart of stone
'Cause all she does is throw it back to me
I've spend a lifetime Looking for someone
Don't try to understand me
Just simply do the things I say

いつも心に棘を持ってて、僕に向かって投げつけてきたね。
僕はずっと探し続けて人生を過ごしてきたよ。
僕を頭で理解しようとしない誰かを。
お願いだ、ただ、素直に僕のいうとおりにしてくれよ。


どうしてだろう、彼女は頑(かたく)な。頭でものを考えて、僕のいうことは素直に伝わらない。心に中にいいつもわだかまりをかかえて、それを僕に向かってぶつけてくる。
僕はずっと、頭じゃなくて心で分かり合える相手を求めてきたんだよ。ねえ、いちいち曲解するのはやめて、僕のいうことを聞いてくれないかな。

女は感情で考え、男は理屈で考える、なんていうけど、そんなの傾向自体が怪しい上に、どっちかだけなんて、どっちも所詮どっちも足りてないだけ。どっちかだけが優位なんて、結局どっちも本当には使えていない。でも、そんな人はものすごく多い。

この歌の彼女もそういう人。心で、魂で、わかり合えるのが理想。恋人なら、パートナーならそうありたい。けど、彼女はそうじゃない。

「愛してるの?ほんと?理由は?」「なんでそんなことするの?」「それはあなたがこう考えてるからじゃないの?」「単にあなたの自己満足じゃないってどうしていえるの?」多分彼女が言うのは、そんな類のことじゃないだろうか。感情にながされることを恐れ、頭で理性的に考えようとして、感情すらわかんなくなってしまってる。それに苛立ってる僕。

もとの歌詞は心に石を抱いてる、だけど、日本語だとちょっと通りにくい気がするので、訳は少し変えた。

Love is a feeling, Give it when I want it
'Cause I'm on fire, Quench my desire
Give it when I want it, Talk to me woman
Give in to me, Give in to me

愛は感情。求めてるときに応えてくれ。
火がついてるんだ、このひどい渇きを癒してくれよ。
求めてるときに応えてくれ。僕ときちんと話してくれよ。
素直になれよ。僕に委ねて。


quenchは渇きを癒す。desireは欲望なんだけど、強い願い、欲求がもともとのイメージだと思う。

ここの歌詞は、抱かせろ、と言ってるように聞こえる。そうとってもいいし、もっと広くとってもいいんだろう。何か追い詰められて、不安なとき、くじけそうなとき、寂しいとき、そんなときの、誰かの愛情を請う気持ち。なだめて欲しい、癒して欲しい、そばにいて欲しい。そんな切実な欲求に応えて欲しい、それも、求めているときに応えてほしい、という意味だろうと思う。

talkは話す。彼女は当然話しているつもり。けれど、ほんとうは言葉のうわっつらをなでているだけで、僕と、僕の気持ちと、話をしていない。心と心で会話をしていない。きちんと向き合って、心をうけとめて話をして。それが talk to meの意味。

give in to は、感情とか、雰囲気に負ける、従う、流される、の意味。give into としてもあまり問題ではないらしい。つまり、意志に反して、感情とか雰囲気に飲み込まれる、流される、という意味。give in to meは、文字通り、僕の中に入れ、僕の想いを受け取って僕と心を合わせてくれ、というイメージだと思う。なぜか彼女は彼の言うことを曲解し、彼の言うことを理解しない、彼の思いを受け取らない。歌には歌われてないけど、ほんとうは彼女だって彼を愛してるのが前提だろう。じゃなきゃ、別れている。僕に逆らう彼女は、自分のほんとうの気持ちにも逆らうこと。だから、僕と想いを通わすことは、自分に素直になること。

訳はPVを何度かみているうちに、give in to meは誘うような言葉のほうが合うなと思ったのでちょっと最初と変えた。意地はって、理性とかリクツでがちがちに鎧を纏ってないで、もっと素直に、、俺の感情に流されてくれ、俺に委ねてくれ、それくらいだと思う。歌詞も全体も修正したここの雰囲気にあわせて、少し口調を変えてある。

You always knew just how to make me cry
And never did I ask you questions why
It seems you get your kicks from hurting me
Don't try to understand me
Because your words just aren't enough

いつも僕をおいつめた。僕はどうして?なんて言わなかったよ。
まるで嫌がらせすることで、君が解放されるとでもいうようだった。
僕を頭で理解しようなんてしないでくれよ。
君の言葉は足りないんだから。


彼女はいつも理屈を並べて、僕を論破しようとする。あえて僕はそれを受止めた。嫌で仕方なかったのに、我慢した。彼女は僕を論破して嫌がらせることで、何か自分が自由を得られるように思っているみたいだった。もう理屈をならべて頭で理解しようとするのはやめてくれよ。言葉をいくら並べたって、それで完全に分かり合えることなんかないよ。

You always knew just how to make me cryは、いつも僕を嘆かせるやり方を知っていた、が文字通りの意味。結局本当に彼女は彼を嘆かせたんだろう。だから訳はこんなふうにした。

論破すれば、何かが得られるとでも思っているかのような彼女。多分、彼女は論破したほうが勝ち、そんな曲がった価値観にとらわれている。そんなわけない。愛情を育むには邪魔なだけ。

そんな曲がった価値観のまま、話をしたって、わかり合えるはずがない。まず分かり合おう、という態度がなければ、言葉は無力。分かり合うのは、頭で、理屈で、ではなくて、「心で」。彼女にはそれがない。だから、彼は、どんなに言葉を尽くしたって所詮たりないんだから、もうしゃべるのをやめろ、頭で理解しようとすること自体をやめてくれ、といっているのだ。

Love is a feeling, Quench my desire
Give it when I want it, Takin' me higher
Love is a woman, I don't want to hear it
Give in to me, Give in to me

愛は感情。このひどい渇きを癒してくれよ。
求めてるときに応えてくれ。僕を引き上げて欲しいんだ。
女は愛だろ。ごちゃごちゃ聞きたくないね。
素直になれよ。僕に委ねて。


Live is a womanが一番訳にこまった。性別が強調されるけど、femaleほど純粋に生物学的なわけでもないこの単語。結局そのまま「女」とした。けど、その意味はあんまりよくつかめなかった。多分、女は愛を感覚でしってるものじゃないのかよ!もっと自分に素直になれよ!ってそんな感じなんじゃなかと思って訳した。日本語では単語ひっくりかえすほうが自然なので、女は愛、にした。ここには書いてないけど、対抗するなら、男はリクツ、かな。けど、この歌の「僕」はそんな男じゃない。

You and your friends were laughing at me in town
But it's okay, And it's okay
You won't be laughing girl, when I'm not around
I'll be okay, And I'll, I'll not find
Gotta, the peace of mind no

君は友達と街で僕を笑ってたね。でもいいんだ。
そう、いいんだ。君は僕がいなければ笑ったりしない人。
いいと思おうとしたよ、けど、僕の心はかき乱されるんだよ!


言葉ですべてを考える自称「理性的」な彼女は、そうではない僕を馬鹿にする。同じように、「賢くて」「理性的」な友達と一緒に。僕はそれも受け入れようとした。いいよ、君はそんなときでもなければ笑えないことを僕は知ってるから。受止めてあげるよ。けど、けど、それじゃあ、僕はどうなる?僕はやっぱり、嫌なんだよ。僕の心の平穏はどうなっちゃうんだよ!

Don't try to tell me, Because your words just aren't enough

説明しようとなんかするな。君の言葉は足りないんだから。


それもまた、言葉で説明しようとする彼女。無駄だよ。今のままでどんなに言葉をつくしても、僕と君は分かり合えない。

Love is a feeling, Quench my desire
Give it when I want it, Takin' me higher
Talk to me woman, Love is a feeling
Give in to me, Give in to me, Give in to me

愛は感情。この酷い渇きを癒してくれよ。
求めてるときに応えてくれ。僕を引き上げて欲しんだ。
僕ときちんと話しろよ。愛は感情なんだ。
素直になれよ。僕に委ねて。僕に委ねて。


Love is the feeling, I don't want to hear it
Quench my desire, Takin' me higher
Tell it to the preacher, Satisfy the feeling
Give in to me, Give in to me

愛は感情。聞きたくないね。
この酷い渇きを癒してくれ。僕を引き上げてくれ。
牧師に告白して、満足してりゃいいだろ!
素直になれよ、僕に委ねろ。


そんなに理性的にいきていたければ、教会で懺悔でもしてくればいいだろ!でもそれでいいのかよ!そんなことで心が満たされるはずがないのだ。半分切れかけている僕の皮肉。

I don't want to, I don't want to,
I don't want to, Hear it
Give it to the fire, Talk to me woman
Quench my desire

僕は嫌なんだ、僕は嫌なんだ、僕は嫌なんだよ。
もうごちゃごちゃ聞きたくないんだよ。
この火に応えろ。僕ときちんと話するんだ。
僕の気持ちに応えて。


もう、もう、もう、もう、リクツなんて聞きたくない。それより。ちゃんと気持ちに向き合わないか。

I don't like a lady
Talk to me baby, Give in to me

つつましい女なんか好きじゃないね。
なあ、僕ときちんと話しろ。素直になれよ。


Ladyは上品な女、知的で、慎ましやかな女。彼女の、感情を押し隠し、自称「理性的」(実際は単にリクツ的)に振舞おうとしてギクシャクしている様子を彼が皮肉ったものだと思う。そんな女、僕は嫌い。もっと素直で、率直な人がいい。心で分かり合えるひとがいい。

ほんとは二人にもそんな時期もあったんだろう。だから、彼は彼女に呼びかける。きちんと心を向き合わせて話しようよ、素直になってよ。

Give in to the fire
Give in to me, Give in to me, Give in to me

この火に応えてくれ。
僕に委ねて、僕に応えて、僕に応えて

Love is a woman,
Give in to me, Give in to me
Give in to me, Give in to me

女は愛だろ。
素直になれよ。僕に委ねて。
素直になれよ。僕に委ねて。

'Cause I'm on fire, Talk to me woman
Quench my desire, Give it to the feeling
火がついてるんだよ、僕と話しろよ。
この酷い乾きを癒してくれ
この気持ちに応えてくれよ。


寂しい彼女。素直に人の言葉を聞くことができず、いわれたことを曲解して毒を吐く。僕がいなければ笑うこともない彼女。なにがあったんだろう。この歌の彼女は、自分の感情がわからなくなってしまっている。すべてを頭で考えて、そうするのが正しいことだと思ってる。おかげですぐ傍らで両手を広げて待っててくれてる僕に気づけない。ほんとうの自分の感情は、その腕に飛び込みたい、だと思うのに。僕はその奥底の彼女の感情を信じて、それを解放しろよ、リクツで鎧を作ってないで、僕に委ねろよ、と呼びかける。

彼女の感情を消してしまったのは、なんだろう?頭で考えることが正しいことだと信じ込んでしまったのはどうしてだろう?多分、彼女は何かを恐れてるのだと思う。感情に振り回されること、なのか、そうして苦い目にあった過去がよみがえることなのか。、、、。

すれ違いのモチーフは、ちょっと Whatever happenesと共通している気がする。

素直になって、感情を受止めて、子供のようにね。それはいけないことじゃない。それがこの曲のメッセージじゃないかと思う。

愛してるなら、幸せの鍵は、お互いに素直になることだ。自分の気持ちを認め、受け入れ、相手の気持ちを、認め受け入れる。それが愛だもの。

参考にさせていただいたページ:
http://helloimac3.blog11.fc2.com/blog-entry-2575.html


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posted by LightWing at 14:46| Dangerous | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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