2013年07月18日

Gone Too Soon(1991年)

きれいな曲。若くしてなくなった少年に捧げた歌。流れ星、虹、砂浜のお城、高嶺に咲く花、そうした美しく儚いものを次々と並べ、少年の儚さと美しさを歌う。少年を亡くした悲しみの中にも、少年と一緒にいた日々を想うときの自分の気持ちの暖かさを丁寧に歌う。

星を見上げながら、夕暮れの空を見上げながら、逝ってしまった少年を思い出す後ろ姿、少年にしみじみと語りかける後姿。そんなイメージが浮かぶ。だから、少年に語りかける口調が私には浮かぶ。

聴くと吸い込まれてしまう優しい歌。きれいな訳もたくさんでている。

Like a comet blazing across the evening sky
Goo too soon
夕べの空を横切って燃え上がる流れ星みたいに
あっという間にいっちゃったね

Like a rainbow fading inthe twinkling of an eye
Gone too soon
瞬きしてる間に消えてしまう虹みたいに
あっという間にいっちゃったね

Shiny and sparkly and splendidly bright
Here one day, gone one night
光り輝き、煌めいていた まばゆいばかりに明るかったね
ある日現れ、ある夜いっちゃった

Like the loss of sunlight on a cloudy afternoon
Gone too soon
曇った午後の翳(かげ)る太陽みたいに
あっという間にいっちゃったね

Like a castle built upon a sandy beach
Gone too soon
砂浜に作ったお城みたいに
あっという間にいっちゃったね

Like a perfect flower that is just beyond your reach
Gone too soon
手の届かないところに気高く孤高に咲く花のようだったね
あっという間にいっちゃったね

Born to amuse, to inspire, to delight
Here one day, gone one night
人を楽しませ、勇気づけ、喜ばせるために生れたんだね
ある日現れてある夜いっちゃった

Like a sunset dying with the rising of the moon
Gone too soon, Gone too soon
月が出ればいってしまう夕暮れみたいに
あっという間にいっちゃったね
あっという間にいっちゃったね、、、、


彗星は、きらめくけれど、燃え尽きてなくなってしまう。
虹はきれいだけれど、すぐにきえてしまう。
雲の切れ目からでる太陽も、あっというまに翳ってしまう。
砂浜のお城も、あっというまに波に飲まれて崩れてしまう。
夕暮れはきれいだけれど、月がでるころには消えてしまう。
そうした美しく儚いものたち。

Gone too soonは、あまりにも早く去った、なのだけれど、そうしたものたちのイメージから、あっという間にいってしまった、という訳にした。追いかけるまもなく、気づいたとたんに消えてしまう。そんな儚さを込めた表現だと思うから。

去っていった人は、まぶしいくらいに明るく、perfect flowerのようだった。
perfect flowerは、完全な花、なのだけれど、生物学的には、雌雄同体の単体生殖できる花なのだそうだ。普通に「完璧な花」の訳でもいいと想うけれど、私は、少しそういう意味も入っているのではないかと想う。他の花を必要としない、完全に自立した花。人もある意味不完全であるからこそ、かたわれを求める。けれど、なくなった人は、そうした不自由・欠乏感からは完全に独立した、全(まった)き魂だった、そういう意味なんじゃないかと想う。だから、手の届かないところに咲いているのだ。だから、気高く孤高な花 とした。

そんな彼は、まるで周りの人に何かを訴え、教えているかのようだった。楽しませ、何かを喚起させ、心を明るくする。そんな人だった。

少年はライアン君といい、享年18歳、薬害エイズの被害者。偏見に悩まされながら、薬害を訴え続けた。この追悼歌は、大統領をも動かしたとか。、、、本気で人を愛することって、その人の生涯をいかに意味あるものにしてあげるか、でもあると想う。

参考にしたページ:
wikipedia
posted by LightWing at 08:24| Dangerous | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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